八重山上布展

(左)着尺:新垣幸子作 水浅葱地「涼風」
  帯:糸数江美子作 板花織・白地・福木半側
(右)着尺:中村澄子作 白地「ミズフム」
  帯:花織・茶地・桝絣入
【東京会場】銀座かねまつホール5階(中央区銀座6-9-9)
      期間 6月9日(金)~11日(日)
      時間 11:00~18:00(最終日は~17:00)

【福岡会場】きもの創り玉屋福岡店(福岡市中央区浄水通3-1)
      期間 6月22日(木)~24日(土)
      時間 10:30~18:00(最終日は~17:00)



沖縄県南部の石垣島を中心とした八重山諸島で織られた上布を「八重山上布」と言います。

琉球王国や薩摩藩への貢納布から島の産業へと変化する中で、八重山上布は「括り染め」を用い島に自生する様々な植物で染める色鮮やかな「色上布」から、白地に紅露という植物で「捺染染め」された「白上布」に変わり、永らく色上布は忘れられた存在となりました。

その色上布を、研究を重ねて復元した新垣幸子氏、その妹の糸数江美子氏、そして昔からの変わらない方法で白上布を作り続ける中村澄子氏。この3人の沖縄県無形文化財保持者の女性たちの作品を、今回ご紹介させていただきます。

二つの異なる技法により作り出される美しい八重山上布を、多くの皆様にご覧いただければと存じます。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げます。