織と技の共演 「菊池洋守・北村武資 展」

菊池洋守作 織着物
右:オヤリ紬 左:黄茶黒三色格子
【東京会場】  9月11日(金) ~ 13日(日)
          銀座かねまつホール 5階にて
【福岡会場】  9月17日(木)~19日(土)
          警固神社 神徳殿にて

 ※ 名古屋・大阪でも開催します(詳細をご覧ください)



創作60周年という節目を迎えられた
菊池洋守氏が、
       新しい境地を開く作品を制作し発表します。
記念となる今年、かつて白州正子氏から愛され
       「こうげい」に納めた着物を復元しました。
菊池洋守氏の「原点」であり「新境地」といえる
       この度の作品展、ご来場をお待ち申し上げます。

会場では、菊池洋守氏の着物に北村武資氏の帯をコーディネートいたします。
二人の作家の織と技の共演をお楽しみください。

【東京会場】  期間:9月11日(金)~ 13日(日)10時30分~18時30分
        会場:銀座かねまつホール 5階
           東京都中央区銀座6-9-9
【福岡会場】  期間:9月17日(木)~ 19日(土)10時~18時
        会場:警固神社 神徳殿
           福岡市中央区天神2-2-20

【名古屋会場】 期間:9月25日(金)26日(土)10時~18時
        会場:ナディアパーク・デザインせンター 6階 セミナールーム2
           名古屋市中区栄3-18-1 
【大阪会場】  期間:10月9日(金)10日(土)10時~18時
        会場:あべのハルカス25階 D会議室
           大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
 
       菊池洋守作 吉野格子織訪問着 熨紙目段       

菊池洋守氏は、中学卒業後すぐに民藝運動の旗手である柳宗悦氏の甥で
染織家の柳悦博氏の内弟子となります。
絹糸の性質や染織の技法を習得、その後八丈島に戻り、独自の織を追及してきました。
作品は白州正子氏の目に留まり、白州氏の店「こうげい」で紹介されます。
白州氏自身も菊池氏の着物を愛用し、現在その着物は「武相荘(旧白州邸)」に
収蔵されています。

北村武資氏は、京都に生まれ西陣で様々な織を学び、技法を習得します。
昭和47年に中国の長沙馬王堆漢墓(ちょうさまおうたいかんぼ)から出土した
古代裂の「羅(ら)」に触発され、これを再現します。
平成7年に「羅」、平成十二年に「経錦」で、
それぞれ人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定されます。
現在、1人で二つの人間国宝を持つ方は北村武資氏だけであり、
その功績の大きさを物語っています。